短期・効率的な事業デューデリジェンス

M&AにおけるFA（ファイナンシャルアドバイザリー）支援においては事業・財務・法務・人事・IT等の各種DD（デューデリジェンス）が必要となりますが、簡易な事業DDを初段階に着手し、DD中で抽出した確認事項を他のDDに反映し、網羅的なデューデリジェンスを実施することが、バリュエーション（企業価値評価）においては重要です。
TICでは、お客様企業と事前協議の上、事業DDの項目を絞り込み、短期間且つ効率的な事業DDを実施します。例えば外部調査対象・項目、データ分析項目等において、直接に事業性評価に影響の出ない箇所を省きます。短期且つ効率的なDDの実行によりM&Aプロセス全体の効率化に寄与します。PDF ダウンロード

事業デューデリジェンスにもとづくPMI（Post Merger Integration）支援

M&A成立後、組織・業務プロセス・IT等の統合が進められますが、シナジー効果を早期獲得するためには、M&A検討時点での網羅的なデューデリジェンス（DD）の実施による現実的な改革施策づくりが肝要です。
TICでは事業DDにおいて、PMIの発動の際の課題と解決の方向性をあらかじめ策定します。これにより、お客様企業は課題の責任担当者及び解決期日等を設定することから、PMIプロジェクトを始動することが可能となります。このマスタスケジュールを統合する企業間にて認識共有することで、シナジー効果の早期獲得を実現して頂きます。PDF ダウンロード

過去のコンサルティング事例

• CASE1

  【お客様企業】 食品製造・小売企業
  【経緯】 成長戦略の実行において、M&Aによる成長を目指すお客様企業より、同業者の買収によるシナジーの明確化のご要望を受けました。弊社の当業界の店舗オペレーション、商品開発、調達・販売物流に精通していることを評価頂き、プロジェクトが始動しました。コンサルティングでは、バリューチェーンとサプライチェーンを俯瞰した事業DDを実施しました。
  【コンサルティングの内容】 ・競合分析
  ・買収対象企業のバリューチェーンとサプライチェーンの可視化と課題
  ・M&Aによるシナジー領域の設定とシナジーの算定
  ・M&Aによる財務インパクトの算定（PL、BS）
  【成果】 ・M&Aによる増収要因以外の領域のシナジー効果の明確化
  ・新店の出店時の財務インパクトの算定により精緻な期初予算の策定に展開