CONSULTANT COLUMN
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ドラッグストア 事業ポートフォリオの再編
ドラッグストア最大手がM&Aを協議中。企業合併した場合、売上高2兆円規模となり、業界の総売上高の約4分の1を占める。M&Aの背景の1つに事業環境悪化があるとのこと。悪化要因はアフターコロナの検査薬販売…more -
食品SMの淘汰・統合とプラスα
ファンド傘下の食品SM大手は5月、北海道9店舗と九州69店を競合他社への売却を発表。「当社は食品SM企業、低単価品を遠地・飛び地に配送するのは非効率、本州に集中する」とのことだ。さらに競合他社も2月に北海道・東北・信越の…more -
不動産賃貸事業の成長の方向性
ビル賃貸業大手がテナントである個別指導塾を連結子会社化すると発表。最大160億円を投じ出資比率を現在の約20%から51%まで引き上げる。当社は近年、新規事業として教育分野に注力、教育のテナントに特化したビルの開発を推進中…more -
事業継承の最高効率化、ファンドがHD設立
中小企業の後継者不足が深刻、M&Aによる事業承継を手助けする事例が活発化している。中小企業庁の試算で、2025年までに平均的な引退年齢とされる70歳を超える中小の経営トップが245万人となり、うち127万人が後継…more -
クロスボーダー、海外企業の買収
日系半導体大手が同業米系大手の買収を決めた。同社は海外企業の買収を繰り返して事業の厚みを増し、それをテコに収益力と成長力を取り戻した。買収の魅力の一つは人材の獲得。同社のシニア経営陣は被買収企業出身の幹部がほぼ半数を占め…more -
ホームセンターの戦略の方向性
ホームセンター大手が2021年12月、同業を買収、22年3月に完全子会社化すると発表した。買収額は200億円超とみられる。 被買収企業は、都心部を中心に国内外で86店舗を展開、21年3月期の連結売上高は前期比35%減の6…more -
2021年の企業倒産件数
リサーチ大手は1/13、2021年の企業倒産件数を発表。前年比:22%減の6,030件、1964年の4,212件に次ぐ57年ぶりの低水準とのこと。 コロナ禍における国や金融機関の資金供給が経営不振の企業を下支えする状況と…more -
GMSのテナントミックス
先月のコラムでは百貨店のテナントミックスについて言及した。今回はGMSである。GMS大手は10月、100円ショップ大手を買収すると発表した。TOB等で同社株51%の取得を目指す。51%取得した場合の投資額は200億円超、…more -
アマゾンのM&Aを活用した物流改革
米アマゾンが無人配送へ向けて自動運転技術開発の米ズークスを2億ドル(約1300億円)超で買収する。同社が抱える約1千人の技術者を取り込み、無人配送の実現に役立てる狙いであり、すでに2018年にはカリフォルニア州から自動運転車を使った旅客輸送サービスの認可を他社に先駆けて受けている。トヨタ自動車などが獲得に苦戦している人材を、アマゾンはズークスの買収を通じて1千人規模で手に入れることが可能となる。…more -
アマゾンのM&A戦略
米アマゾン・ドット・コム(以下アマゾン)が米ホームセキュリティー機器企業であるRing*1(以下リング)の買収を行った。今回の買収は、これまでのザッポスやオーディブルの買収時と同様、既存事業の強化のためであると推察できる。その既存事業とは、「アマゾンキー」である。同製品は、「宅内配達」を可能にし得る製品として注目を浴び…more