CONSULTANT COLUMN
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AIを活用した形式知への展開 ~洗濯物の乾燥という暗黙知をAI、IoT活用で形式知へ~
2019年、経済産業省の調査報告書では国内企業のAI導入によって、2022年までに、7兆円、2025年までに34兆円の経済効果が推計されている。それに伴い従業員の労働生産性は12〜14%向上するとも試算される。しかし現状…more -
工場のDX化
日本には2019年時点で就業人口の約半数である3111万人がPCなどを使わず、紙での作業を続けているという。 工場では、計測値を紙に手書きし、Excelに入力したり、計器で測定する部門も多くある。 それらデータを可視化す…more -
建機メーカーのIT企業化
建機メーカー大手が建機に搭載していた遠隔監視システムを事業化(外販)する。月5万円程度からの利用料で他社ブランドのダンプトラックに搭載、工事会社などの現場管理を効率化する。建機だけではなく関連事業で培ったサービスの知見も製品として販売、ソフトで稼ぐビジネスモデルが製造業にも広がってきた模様だ。…more -
衛星を活用した船舶の自動運転・遠隔操作
大手海運会社がビックデータを活用した海運の改革に挑んでいる。船に搭載したカメラやセンサーで周囲の気象などのデータを収集し、安全な航行と船上での故障予防に生かす。…more -
デジタル時代の付加価値創出
上場外食産業各社の決算が出そろった。その中でも吉野家ホールディングスは全体として増収しているものの、人手不足による時給上昇や出店増加で人件費が増えたことが大きな原因となり、9年ぶりに営業赤字の決算となった。外食産業では利益の構造を「①客単価x②回転率(客数) -③人件費・固定費・原価」と考えることができる。本件では③が…more -
鍵を持ったアマゾン(2)
以前、拙著-「鍵を持ったアマゾン(1)」-にて紹介したAmazon Keyの人気が芳しくない(*1)。スマートキーを防犯用ロックとしてのみならず、配達員を自宅内に入れて荷物を配送してもらうために使用するアマゾンの飛躍的な発想は、今のところセキュリティ上の懸念から米国の消費者に受け入れられていないようだ。そういった現状を…more -
鍵を持ったアマゾン(1)
米アマゾン・ドット・コム(以下、アマゾン)が米国で新サービス「アマゾン・キー」をローンチした。当サービスを使用するためには、Amazon Key In-Home Kit(スマートキーとクラウドカメラ)を購入し、家の中に設置する必要がある。予めスマートフォンと当製品を連携させてお…more