CONSULTANT COLUMN
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小売の販促におけるAI活用の範囲
エレクトロニクスメーカ大手はテレビ番組の映像データをもとに小売店向けの販促動画を自動で制作するAIを開発。商品を紹介する情報番組を編集し、店頭のデジタルサイネージなどに配信する。テレビ局は番組の映像を二次利用することで収…more -
MaaS華やかしき時代と今
自動車メーカー世界最大手と総合サイバー企業を中心としたコンソーシアム(784社加盟、24/1月末時点)は自動運転「レベル2」の実証を7月からお台場で開始する。MaaSの早期実現が望まれた華やかしき時代の19年に設立された…more -
特売常態化によるAIの活用
スーパーで食品の特売が増加傾向にある。24/1月は主要食品156品目のうち3割で販売数量に占める特売の割合が前年同月を超過。物価高で販売数量が減った品目も多く消費者の節約志向が強まっている。特売が大幅に増えたのが23/1…more -
リーガルテックの新活用
リーガルテックのスタートアップがファンドを組成する。訴訟当事者に資金支援して勝訴後に収益の一部を得るファンドの運営である。2月、約9千万円を調達、2024年中にシンガポールなどでファンドを組成するとのこと。多くの訴訟ファ…more -
AIを使う人、新分野への活用
ITソリューション企業世界最大手が「5年後の2028年には単純な事務作業の30%が不要になる」との見解を示した。同社はバックックオフィスで推計約2万6000人の社員を抱える。同部門では生成AIなどの活用によって「5年後に…more -
EV充電ステーションの自動運転
中国スタートアップ企業がEV充電ステーションの移動ロボットを量産する。同社は2022年4月に世界初、EV向け移動充電ロボットを商業化した。顧客がスマートフォンで駐車位置を指定すると、障害物を避けながら自動運転でEVの駐車…more -
売らない店のKFS
ショールーム機能に特化した売らない店が拡大している。火付け役の米国発スタートアップは自前の店舗に加え、運営ノウハウの外販を始めた。2023年4月、同社は5店舗目の常設店を梅田に開店。例えば商品前で5秒以上立ち止まった客の…more -
AIバーチャルモデルの活用法
百貨店大手はAIで生成したバーチャルモデルを使った画像を、アパレル企業向けに提供する。バーチャルモデルは肌の色や体形を調整できるほか、生身のモデルの撮影に比べて納期やコストを圧縮できる。顧客企業ごとにモデルを作るため、他…more -
フォワーディング業務における生成AIへの期待
先月JAPAN IT Week(春)を訪れたところ、AIチャットポットやAI-OCRなど、既存の技術にAIを組み合わせた製品を紹介しているブースが多数目についた。最近、自然言語生成AIのChat-GPTが世間を賑わせてい…more -
転職探し 覚悟と熱意(パッション)を!
転職支援最大手が「1秒で転職」を掛け声に、利用者3億人のデータをAIが分析し、最適な転職先を提案する。「転職するなら私に合った応募先はどこ?」→「A、B、C社なら面談はほぼ確約です」と、求職者がチャットで聞くとAIが敏腕…more -
リーガルオペレーションズのKFSを考える
日本の大手企業で法務部門を改革し、経営への貢献度を上げようとするリーガルオペレーションズの動きが目立ち始めた。リーガルオペレーションズは、2008年米国で誕生、法務部門にビジネスの管理手法やテクノロジーを導入し、より企業…more -
ラボラトリーオートメーションの台頭 AIを使う人、使われる人
ラボラトリーオートメーション(AIやロボットを使った研究の自動化)が加速してきた。製薬会社は実験に必要な作業の期間を従来の1カ月から1時間半に短縮し、素材メーカーは温度や混ぜる速度、乾燥など多様な条件をAIが自律的に組み…more -
テレビ番組のAI分析
エレクトロニクスメーカー大手は3月初、テレビ番組の映像や音声をAI分析し、販売促進に役立つ情報として小売業へ提供する実証実験を始める。画像や音声認識技術を活用し、番組内で取り上げられた商品について紹介内容や関連商品を分析…more -
AI-WMSサービスの展開
エレクトロニクスメーカ大手は協業先と物流の効率化に向けた実験を開始。AIカメラの技術を物流に展開する。倉庫の空棚をリアルタイムで把握。入出荷データ等と組み合わせて、作業員に最適な置き場を伝える。物流業界で深刻になっている…more -
AI-SCMサービスの潮流
EC企業世界最大手は、11月末、SCMにおけるAIクラウドサービスを外販すると発表。米国や欧州の一部地域で試験提供を開始、日本市場への導入は顧客要望に応じ検討するとのこと。30年に及ぶネット通販事業で得た知見と傘下のクラ…more -
AI活用の勘所
大手携帯会社と日本気象協会は、小売や飲食業向けに、人流と気象からAIで来店客数を予測するSaaS型のサービスが1店舗あたり月額5390円で、導入できるとの報告があった。 提供に先駆けて、行われた実証実験では、食品ロスは3…more -
AIを活用した接客力の向上
エレクトロニクスメーカー大手(以下、当社)がAIを活用した顔表情の読取技術を接客に生かす取り組みを始めた。当社は飲食店で客の興味のありそうなメニューを提案する仕組みを開発し、的中精度は7割だった。 当社はサンドイッチの外…more -
中小小売業のAIを活用した人流予測
通信キャリア大手は小売など実店舗の集客に生かせるビッグデータを低価格で提供する。人流、気象のデータのAIサービスを2022年度にも月額5,390円で始める。同様サービスは月額10万円以上するケースが一般的だった。ビッグデ…more -
AIを活用した形式知への展開 ~洗濯物の乾燥という暗黙知をAI、IoT活用で形式知へ~
2019年、経済産業省の調査報告書では国内企業のAI導入によって、2022年までに、7兆円、2025年までに34兆円の経済効果が推計されている。それに伴い従業員の労働生産性は12〜14%向上するとも試算される。しかし現状…more -
無人配送、米国と日本
米国流通業最大手は労働力不足と物流コスト高を背景に、アルゴAIの技術を用いた無人トラックによる物流拠点から店舗への配送を開始。21年内に米3都市で配送拠点から家庭までの宅配にも活用範囲を広げるとのことだ。 当流通業者は米…more -
オートノマス・サプライチェーン
エレクトロニクスメーカー大手が、先月末に米国SCMソリューションベンダーの買収を完了した(買収総額8600億円超)。 オートノマス・サプライチェーンというコンセプトでAIエンジンを活用してサプライチェーンの混乱を自律的に…more -
中小企業におけるAIの有用性
経済産業省では中小企業のAI導入による生産性向上についてレポートがまとめられている。AI導入インパクトが大きい領域x業界は5つある。1.製造業における予知保全、2.製造業・卸小売業における需要予測、3.全業界における経理関連業務効率化、4.卸小売業におけるデータマーケティング、5.製造業における不良箇所自動検出である。…more -
自販機 3.0
小売店を無人化する動きが広がっている。携帯電話大手は無人店事業に参入し、食品を入れた自販機を展開する。CVS大手も現在約500カ所で展開している無人拠点を2025年度末までに学校など全国1000カ所に整備する計画。従前からの労働力不足と、コロナ禍において非対面サービスを加速させる模様だ。…more -
料理献立のオンデマンド・デリバリー
食品メーカー大手が昨年末に自社のレシピサイトでAIが献立を自動提案するサービスを開始した。AIが提案した献立に必要な食材を配送するサービスである。物流ベンチャーと提携し、当社の買い物代行サービスと連携するとのことだ。…more -
コンビニエンスストア(CVS)の購買データを活用したデジタル広告
総合商社大手と傘下のCVSが、IT企業と組んで、CVSの購買客データを活用したデジタル広告の新会社を年内に設立すると発表した。購買客の嗜好に合った広告をスマホなどに表示、販促する。当面はCVSの決済アプリなどで商品を購入した際のデータを蓄積。購入する可能性が高い人に広告を送る。当取組みはドラッグストアが先行しているが、CVSでは初の取組みとのことだ。…more -
外観のIoT ~AIがカーシェア車の傷チェック~
北欧のスタートアップ企業がカーシェア車の傷、状態をAIとビッグデータで検査するシステムを開発した。車の利用者が指定された箇所を撮影し、送信すれば自動解析する。写真の改ざんはAIが見抜くため、不正はできない。目視検査をほぼ自動化し、コストと時間を7~9割削減できるとのことだ。…more -
AIとデジタル地図活用による物流効率化支援
大手総合商社が欧州のデジタル地図サービス企業へ出資している。狙いはデジタル地図を活用した物流業界の配送の効率化だ。効率的な配送ルートをAI(人工知能)が自動で選んだり、道路の混雑状況を加味して到着予定時刻を推定したりする…more -
衛星を活用した船舶の自動運転・遠隔操作
大手海運会社がビックデータを活用した海運の改革に挑んでいる。船に搭載したカメラやセンサーで周囲の気象などのデータを収集し、安全な航行と船上での故障予防に生かす。…more -
現代人生活に活躍しているAI (2)
前回、AIによる”おすすめ”機能について説明した。AIによって、個人の一人一人が関心を持っている情報を得られることはとても便利だが、この便利さに対する批判の声もある。いままでは人が膨大な情報の中から、自分自身で必要な情報…more -
経営者がもとめるAIとは
今般、企業経営者がデジタルトランスフォーメーション(AI、IoT等を活用した事業変革)を主導する事例を多数見ることができるが、経営者がAIにもとめていることが実現されているであろうか。経営者はAIを活用して、自社の将来と…more