CONSULTANT COLUMN
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SCM/ロジスティクス海外企業の物流不動産への投資
2023年02月06日
昨年12月、香港不動産ファンド大手は米国投資ファンドより日本の物流7施設(首都圏)を800億円で取得。EC企業の倉庫需要を取り込めると判断した。円安を追い風に、海外ファンドによる国内の不動産投資が活発化している。当社が日…more
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SCM/ロジスティクスラストワンマイルコストの抑制② ~EC事業、新たなデリバリー手法~
2023年01月30日
EC世界最大手の日本法人は昨年12月、消費者が同社サイトで購入した商品を協力店舗に配送し、店の従業員が近隣に徒歩や自転車で宅配するサービスを発表、慢性的な配達員不足の解消を目指すとのこと。同社が参加企業の店舗周辺に配達す…more
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SCM/ロジスティクスラストワンマイルコストの抑制① ~EC商材、受け取りポイントとしての物流倉庫~
2023年01月23日
スウェーデン家具大手はEC商材において、店舗以外の専用受け取り拠点を2023年中に現在の3倍の16カ所以上に増やす。生活雑貨から家具まで引き渡す。物流費高騰、運転手不足、今般の物価高もあり、配送料を抑えたサービスの高まり…more
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SCM/ロジスティクス2022年12月5日、改正航空法施行によるドローン配送の加速
2023年01月16日
2022年12月5日に航空法が改正され、有人地帯の補助者なしの目視外飛行(レベル4)が可能となった。これを受け宅配大手は2025年度中にドローン配送サービスを実用化する方針を発表。24年度に人口密度の高い都市部での実証実…more
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SCM/ロジスティクス2023年1月1日、ドイツ サプライチェーン・デューディリジェンス法施行
2023年01月09日
2023年1月1日、ドイツにおいてサプライチェーン・デューディリジェンス法が施行された。ドイツに所在する大企業はサプライチェーンにおけるサプライヤーマネジメントを保証する必要がある。保証の対象は、児童労働・強制労働の禁止…more
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AIAI-WMSサービスの展開
2022年12月26日
エレクトロニクスメーカ大手は協業先と物流の効率化に向けた実験を開始。AIカメラの技術を物流に展開する。倉庫の空棚をリアルタイムで把握。入出荷データ等と組み合わせて、作業員に最適な置き場を伝える。物流業界で深刻になっている…more
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マーケティングフードテック普及について③
2022年12月19日
培養肉の普及として問題点がいくつかあることを前回まで記載させて頂いた。以下3点が問題点である。①味や香りの肉としての再現、②一部の栄養素の欠損や摂取時の安全性、③価格の高さ、が挙げられる このうち③価格の高さを解消させる…more
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AIAI-SCMサービスの潮流
2022年12月12日
EC企業世界最大手は、11月末、SCMにおけるAIクラウドサービスを外販すると発表。米国や欧州の一部地域で試験提供を開始、日本市場への導入は顧客要望に応じ検討するとのこと。30年に及ぶネット通販事業で得た知見と傘下のクラ…more
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ITテクノロジーフードロス ー小売の試み-
2022年12月05日
これまでに、「家庭」と「外食」で発生するフードロスについて取り上げたが、今回は、「小売」で発生するフードロスについて述べてみたい。 小売で発生するフードロスは主に、商品の破損・汚損や、賞味・消費期限切れにより発生している…more
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経営戦略巣ごもり需要終焉のこれから
2022年11月28日
新興家電メーカーの今期(12月期)の連結純利益が前期比99.8%減の200万円の着地見込みとのこと(前期:10億円)。円安の進行で売上高原価率が悪化するほか、掃除機の在庫評価損を計上する。当社見解として、為替変動や巣ご…more
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経営管理値上げ x 販売増、為替効果に頼らない両軸走行
2022年11月21日
空調機器メーカー大手の上期連結決算は純利益が前年同期比12%増の1563億円となり、過去最高を更新。省エネ性能の高い機種を中心に空調機販売を伸ばしつつ他社に先行して値上げを浸透。円安に頼らず増益(円安効果を除いても営業利…more
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SCM/ロジスティクス物流不動産の動向、賃料両極化到来か
2022年11月13日
不動産サービス大手の調査(首都圏の1万坪以上の複数テナント向け施設227棟を調査)によると、2022年7~9月の大型物流施設の平均賃料は、首都圏で4550円/坪/月。4~6月から30円(0.7%)上昇、2008年の賃料調…more
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マーケティングフードテック普及について②
2022年11月07日
前回のコラムではフードテックの普及に対して言及させて頂いた。今回は日本への市場を拡大させる観点を紹介する。 フードテックの導入が進んでいるシンガポール(以下当国)では、代替肉、培養肉、代替タンパク質などの開発技術にインセ…more
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新規事業物流業界、カーボンニュートラルの別の方向性
2022年11月06日
トラック製造会社大手は10月より中古トラックを新車に近い状態に再生し、新車よりも安く物流会社にリースする事業を開始。車体を再利用するため新車生産時のCO2に対し9割削減可能とのことだ。運輸部門は国内のCO2排出量の2割を…more
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SCM/ロジスティクスフードロス-外食におけるロス削減-
2022年10月31日
「外食(レストラン・宿泊施設・宴会場など)」で発生するフードロスは全体の16%と、事業系ロスの中では食品製造業に次いで2番目に多い。発生原因は、食べ残し(58%)、仕込みすぎ(39%)、仕入れ過程(2%)、流通・保管過程…more
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経営戦略文具業界再編、海外戦略の方向性
2022年10月23日
文具業界大手(以下、A社)が出資した同業種(以下、B社)との提携を加速する。B社はこれまで、ファンド、競合他社から出資を受け、再建を目指してきたが、今回、A社が競合他社より株を買取ることとなった。A社は海外販路の提携によ…more
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新規事業健康産業の新規事業コンビニジム、すきま時間の有効活用
2022年10月16日
健康産業大手がコンビニジムの新規事業を展開する。1日5分のトレーニングを掲げ、ジムでの着替え等は不要。入退会はすべてスマホで対応可能と利用者の時短を徹底、サブスク型で月額2980円とのこと。体組成計や血圧・心拍数を測定す…more
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ITテクノロジーフードテック普及について
2022年10月10日
世界のフードテック市場規模は2020年に24兆円だったものが、50年には279兆円へ急拡大する見込みである。 その中身は、世界人口増加に伴う食糧不足に対する、培養肉や代替肉の普及などである。 しかしながら、植物などの別の…more
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マーケティングフードロス-家庭におけるロス削減-
2022年10月03日
先日、食品の年内値上対象品目が約20,000品目に上るとの報道がされた。ウクライナ情勢や、世界各地で起きている水不足による国際的な供給不足、また円安による輸入コスト増と、生産額ベースで食料の約4割を外国からの輸入に依存す…more
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SCM/ロジスティクス物流不動産開発と物流オーケストレーション③
2022年09月26日
これまでコラム2連載で物流オーケストレーションを紹介した。最後の回では物流オーケストレーションの本質である「つなぎの技術」に言及する。 前回コラムで記載した通り、オーケストレータは多種の物流サービスを組合わせて、提供する…more