CONSULTANT COLUMN
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マーケティング日本上陸の中国スマホメーカーは若者を狙っている
2018年03月13日
2月9日、昨年のスマートフォン販売台数でアジア首位とされるスマートフォンメーカー・OPPO(オッポ)が、日本進出第1弾製品となる「R11s」の販売を開始した。外観のデザインはおしゃれであり、内側カメラは顔の形や凹凸を細かく検出することで、自分の顔を美しく撮れるという。美顔補正機能をもつアプリは多数存在しているが、OPP…more
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経営戦略大型物流施設の建設ラッシュはバブルなのか?
2018年03月08日
EC市場の急成長に支えられ、ここ数年、大型物流施設の建設が相次いだ。しかし、ここ最近は物流施設バブルを懸念する声もささやかれ始めている。CBRE社が発表した2017年12月末時点の空室率(首都圏 大型物流施設)は4.9%と、同年9月より0.9%低下しており、空室率を見る限りはバブルの懸念は少ないように見える。しかし大型…more
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SCM/ロジスティクス物流業界が享受するコンビニ業界RFIDタグ導入のメリット
2018年03月06日
経済産業省主体で大手コンビニ全店舗において、約3500品目、1000億個の商品に対する電子タグ貼付を目指す。この取り組みにより、今後、物流業界においても、本格的なRFIDの導入が期待できる。RFIDタグは非接触で、複数の一括読み取りが可能である。この技術は、物流現場において、常に人手と時間をかけ行われていた、棚卸・出入…more
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経営戦略アマゾン -デジタル化時代のリアル顧客接点 (1)-
2018年03月04日
店舗がデジタル化(EC化)・無人化に移行する中、アマゾン社(以下、アマゾン)はその潮流に逆行するような提携を行った。コールセンターを主サービスとするスターテックとの提携である。アマゾンには元より、「全ての顧客接点を大切にする」という理念があり、その中でも特にコールセンター業務を重要視する傾向があった。実際に、同社CEO…more
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マーケティング「インスタ映え」で生き返る日本のデジカメ市場と減少し続ける中国デジカメ市場
2018年02月28日
2017年に流行語大賞を受賞した「インスタ映え」の影響で日本のデジタルカメラ市場は生き返った。2017年度の日本におけるデジタルカメラの売上は5年ぶりに上昇し、11月(単月)の売上は2016年度(年間)の売上と同程度となった。カシオの調査によると、10代~20代の日本人女性は2人に1人がインスタグラムを利用しており、そ…more
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SCM/ロジスティクス再配達問題の解決に向けて
2018年02月23日
現在、宅配便の約2割が再配達となっており、これは年間約9万人のドライバーの労働力に匹敵するといわれている。ドライバー不足が叫ばれる中、宅配業者にとって大きな問題になっている。国交省の調査(2015年9月)では、荷物を受け取れなった主な理由として「配達があることを知らなかった 41.8%」、「用事があり留守にしていた 2…more
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マーケティングプラスαの付加価値 -セレンディピティ(素敵な偶然)-
2018年02月22日
米国では、Ai(人工知能)によるレコメンドサービスを展開する企業が増えてきている。最も成功している企業の一つに、スティッチフィックス社がある。同社は、専属スタイリスト(約3,400人)とAiによるパーソナルスタイリングサービスを提供している。スタイリストとAiが、EC会員の入力情報(服のサイズや予算、趣味嗜好)、買い物…more
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マーケティング「旅かえる」の流行理由に見る中国でのビジネス展開
2018年02月13日
昨年11月にリリースされたスマホゲーム「旅かえる」は、中国で今年に入り人気が急上昇し(1月22日には1日でユーザーが40万人増加)、現在大ヒット中のスマホゲームである。AppStore全体でのダウンロード数は1,000万…more
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SCM/ロジスティクス再配達問題解決のカギ
2018年02月09日
先日、弊社HP(拙筆:鍵を持ったアマゾン)において、再配達問題の画一的な解決策となりうる"Amazon Key"が注目されていると紹介した。しかしながら、Amazon Keyは便利さの代償として「配達員を部屋に入れる」というセキュリティ上のリスクを冒さなければならず、実際、米国ではスマートカメラへのハッキングにより、セ…more
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SCM/ロジスティクス投資家も期待を寄せるモーダルシフト(ロジスティクス観点のESG)
2018年02月02日
モーダルシフト(注1)が、会社の株価へ影響を与える時代がきている。企業のESGが、投資家にとって重要な投資判断材料になり始めたからだ。ESGとはEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)で、企業の環境や社会問題に対する対応を意味しており、近年投資家から注目を集めている。世界…more
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マーケティング中国で出店攻勢をかけるイオン
2018年02月01日
イオンは2017年12月7日、中国内陸の湖北省武漢市にショッピングセンター(SC)「イオンモール武漢金橋」を開業した(武漢で3店舗目)。新店はテナントの約4割をレストランなど飲食関連で占め、「コト消費」型の店舗を多く取り入れている。中国ではネット通販での買い物が定着しているため、SCは厳しい状況に置かれる中でイオンは出…more
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マーケティング社会の理想と企業の成長を両立させるブランド戦略
2018年01月25日
HBR1月号において、「社会の理想と企業の成長を両立させるブランド戦略」について提言をしている。近年、単なる機能的メリットだけではなく、社会的な問題に目を向けているかどうかが消費者の商品選択に影響を与えているようだ。その消費者嗜好の変化に伴い、企業では社会目的を意識したマーケティングやプログラムが急増している。しかしな…more
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AIAIを有効活用するために必要なこと
2018年01月23日
労働力人口の減少に伴う人手不足の解決策の一つとして協働ロボットに注目が集まっている。協働ロボットとは安全柵なしで人と同じスペースで作業を行うロボットのことである。従来の産業用ロボットは作業環境の最適化や動作のプログラミングなど導入のため大規模なインテグレートが必要であった。 しかし協働ロボットは小型のため作業環境を…more
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経営戦略値上げに踏み切る外食チェーン
2018年01月15日
商品・サービスの価格設定はビジネスモデル構築の重要な要素であり、その成否は市場における競争の勝ち負けに直結する。人件費や食材の高騰を機に、低価格路線で勝ち組となっていた大手外食チェーンが値上げに踏み切った。低価格路線には限界がある一方で、価格に競争力があった企業にとってこれは大きな戦略の転換である。集客力を落とさないた…more
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MOTARの新たな可能性
2018年01月12日
これまでARは自動車・部品業界においては、揺籃期(ようらんき)にあった。しかしながら、現在主要技術と肩を並べる存在になりつつある。(HBR1月号は)ARの活用により「2次元のデジタル情報を現実世界のモノの上に表示させるこ…more
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業務改善/業務効率化行動ロボット導入に必要な事とは
2018年01月02日
労働力人口の減少に伴う人手不足の解決策の一つとして協働ロボットに注目が集まっている。協働ロボットとは安全柵なしで人と同じスペースで作業を行うロボットのことである。従来の産業用ロボットは作業環境の最適化や動作のプログラミングなど導入のため大規模なインテグレートが必要であった。しかし協働ロボットは小型のため…more
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IoT鍵を持ったアマゾン(1)
2017年12月29日
米アマゾン・ドット・コム(以下、アマゾン)が米国で新サービス「アマゾン・キー」をローンチした。当サービスを使用するためには、Amazon Key In-Home Kit(スマートキーとクラウドカメラ)を購入し、家の中に設置する必要がある。予めスマートフォンと当製品を連携させてお…more
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IoT成長への企業変革
2017年12月26日
企業変革の実現に向け、成長分野へ投資する経営資源の捻出に取り組む企業が多い中、残念ながら結果的に失敗するケースは少なくない。企業変革は、コスト削減をP/L分析による無駄の排除と業務・組織効率化の両輪で行い、余剰資源を成長分野へ投資することが定石である…more
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経営戦略事業経営を取り巻くルールの変化
2017年12月18日
事業経営を取り巻くルールが変わる局面では企業の競争関係も大きく変わる。1世帯にテレビ1台の時代は終わり、世帯視聴率≒個人視聴率の公式が成り立たなくなってきた。このため、広告取引の指標が従来の世帯視聴率から個人視聴率(及びタイムシフト視聴率)に変わるという、広…more
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マーケティング「ZOZOSUIT」の活用法
2017年12月15日
今年11月22日にスタートトゥデイの新製品「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の予約が開始された。ZOZOSUITとは、伸縮センサー内蔵の採寸用ボディースーツであり、着用することで、人体のあらゆる箇所の寸法が瞬時に計測でき、そのデータをZOZOTOWNアプリに保存する事ができるという画期的な製品である。スタートトゥデイは、今後蓄積…more