
CONSULTANT COLUMN
-
マーケティングコロナ禍における靴下業界の打ち手
2021年02月15日
靴下メーカー大手の経営者の言葉より戦略の方向性を考える。 経営者の言葉として「靴下業界は生産工場や卸、小売りのいずれももうかっていない。消費者にとって靴下の価値が低いのが原因だ。このままでは靴下業界は消滅しかねない。コロナ禍において外出自粛が広がり、靴下の需要が落ち込んでいる。靴下の価値を高める必要がある、締め付け感が弱くてもずれにくい靴下など、機能性の高い商品の販売に注力する。」とのことだ。…more
-
経営戦略コロナ禍における一致指数
2021年02月10日
コロナ禍において、2020年の中国産野菜の輸入量が過去10年間で最少となった。飲食店の閉店・倒産も多く、輸入商社や業務用卸など流通業者の経営を圧迫している。日本は野菜の国内流通量のうち約2割を輸入に頼る。輸入のおよそ半分が中国産で、ネギやニンジンのほか、調理の手間が省ける皮をむいたタマネギやニンニクが多い。飲食店や加工向けなど業務用で定着しているとのことだ…more
-
経営戦略半導体業界、供給業者の交渉力とブルウィップ
2021年02月07日
世界的な半導体の不足を受け、台湾半導体ファウンドリ大手などが、車載用半導体を中心として最大で15%の値上げを要求している。昨秋から値上げを一部で実施してきたが、再度の値上げ要求に踏み切る。早ければ2月後半から3月にかけて段階的に実施する見込みとのことだ。…more
-
AI中小企業におけるAIの有用性
2021年02月02日
経済産業省では中小企業のAI導入による生産性向上についてレポートがまとめられている。AI導入インパクトが大きい領域x業界は5つある。1.製造業における予知保全、2.製造業・卸小売業における需要予測、3.全業界における経理関連業務効率化、4.卸小売業におけるデータマーケティング、5.製造業における不良箇所自動検出である。…more
-
AI自販機 3.0
2021年02月01日
小売店を無人化する動きが広がっている。携帯電話大手は無人店事業に参入し、食品を入れた自販機を展開する。CVS大手も現在約500カ所で展開している無人拠点を2025年度末までに学校など全国1000カ所に整備する計画。従前からの労働力不足と、コロナ禍において非対面サービスを加速させる模様だ。…more
-
SCM/ロジスティクス自由貿易協定に伴う貿易業務の変化
2021年01月29日
2020年11月15日、東アジアにおける地域包括的経済連携(RCEP)協定が締結された。 今後、ASEAN 署名国のうち、少なくとも 6 ヵ国、ASEAN 以外の署名国(日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド)のうち、3 ヵ国以上による国内批准手続き完了後、60 日後に発効する予定となっている。…more
-
経営戦略自動車業界、ビジネスエコシステム変革の影響
2021年01月28日
自動車部品メーカー大手が家電用の部品を増産する。高級家電などに使う小型ベアリングに今後4年間で約800億円を投じ、生産能力を倍増させる。脱炭素の流れを受けヘアリングを多用するガソリン車向けの需要減少を見越し、新たな収益源の確保を急ぐ。1/16付けのコラムに寄稿した通り、自動車のEV化がビジネスエコシステムを変革させ、部品業界に構造転換を迫っている。…more
-
ファイナンスクラウドファンディングの出口戦略
2021年01月24日
クラウドファンディング(CF)企業の出口戦略として顧客である融資先へバリューチェーン機能の提供が加速しそうである。CF企業大手が小売大手と提携し、融資先企業が継続して販売できる仕組みを整備中、また他社との提携も積極化する。…more
-
経営戦略自動車業界、ビジネスエコシステムの変革
2021年01月16日
中国インターネット検索最大手は中国民営自動車最大手と戦略提携し、自動運転技術を搭載したEV自動車の製造販売に乗り出すと発表。また米国携帯電話最大手がEV参入に向けて自動車大手と交渉していることも報道されるなど、自動車業界のビジネスエコシステムが変革する見込みである。…more
-
マーケティング『鬼滅の刃』が“経済の柱“になっている
2021年01月15日
コロナ禍において、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の興行収入が歴代最高を更新しつづける。東宝の11月の興行収入は前年同月比で「1063%」となった。漫画最終巻発売日の早朝には書店周辺の来訪者が通常の2倍となった他、カレー…more
-
SCM/ロジスティクス事務機器共配の成功要因
2021年01月10日
事務機器メーカー約15社は機器の共同配送をめざす。3月までに実証試験を始める。実現すれば配送車両台数が3分の1以下になるとのことだ。コロナ禍における在宅勤務により、オフィス向け複合機器事業の業績不振と、従前からの物流課題である乗務員不足を背景に共同配送を試行する。…more
-
AI料理献立のオンデマンド・デリバリー
2021年01月07日
食品メーカー大手が昨年末に自社のレシピサイトでAIが献立を自動提案するサービスを開始した。AIが提案した献立に必要な食材を配送するサービスである。物流ベンチャーと提携し、当社の買い物代行サービスと連携するとのことだ。…more
-
SCM/ロジスティクス中国ー米国間の荷動き活性化 ~海上コンテナ輸送、アジア→米23%増~
2020年12月28日
米調査会社が発表した2020年11月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送量は前年同月比23.6%増の162万TEUとなった。過去最高(04年調査開始)だった10月比で9.2%減少だが、11月単月輸送量としては最大、…more
-
ブロックチェーン半導体業界のブロックチェーンの起こり②
2020年12月25日
車用半導体業界が主導するブロックチェーンを活用したサプライチェーンマネジメントが本格化してきた。7/16のコラムで紹介した通り、欧米の自動車やIT大手など約150社・団体が参加するMOBIと半導体関連の約2千社の国際団体SEMIが連携。ブロックチェーンを活用し、生産や流通履歴を正確に把握する。…more
-
SCM/ロジスティクス料理宅配のラインロビング
2020年12月21日
料理宅配各社が小売りの提携先や配送地域を広げている。米宅配企業大手がSPA型雑貨大手と提携し、11月から雑貨の宅配を始めた。コロナ禍において、当雑貨企業の通販の10月売上高は前年同月比2倍に増えているとのことだ。ECの売上比率は10月に15%と前年同月より7ポイント伸長したとのことだ。…more
-
新規事業レンタル3Dプリンター、時間と人の最大活用
2020年12月18日
11月、リース、金融企業大手の子会社が3Dプリンターのレンタルを開始した。樹脂3Dプリンターを最短5日間からレンタルできるサービスを始める。3Dプリンターの少量多品種に対応できる強みを売りに、高付加価値部品の製造を志向するメーカーの需要を見込む。金型なら量産までに1~2カ月はかかるところ、3Dプリンターであれば10分の1に短縮できる。…more
-
SCM/ロジスティクスフードロス削減に向けたロングライフ(LL)品
2020年12月14日
政府は2030年度にフードロスを約500万トンに削減することを目指し、19年10月に「食品ロス削減推進法」を施行した。その後1年が経ち、メーカー各社が技術開発を急いでいる。乳業企業大手は常温で120日間保存できるヨーグルトを開発。…more
-
新規事業消費者接点構築におけるデザイナーの重要性
2020年12月10日
コンサルティング企業大手がデザイナーを投入して、経営や事業の戦略策定からアプリなどのIT実装までの一貫サービスを開始している。背景はデジタル化でアプリのデザインなどの使い勝手がビジネスの成功要因になったことである。…more
-
ロボティクス家具SPA企業の物流自前化の狙い
2020年12月07日
家具・ホームファニチャ製造小売り企業が今後5年間で最大2000億円を投じて国内の物流施設・システムを一新する。当社は最近、同業他社のTOBも公表し、この物流投資と同規模の資金を準備しているとのことで資金力の強さは特出している。…more
-
ITテクノロジー5Gが社会を変革させることを期待する
2020年12月06日
5Gは第5世代移動通信システムの略称、4Gの1000倍の通信速度と容量であり、レイテンシー1mm秒以下と、従来の10倍以上のデバイスの同時・多接続を実現できる。日本国内で商用サービスは2020年末には開始の予定である。5…more