CONSULTANT COLUMN
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マーケティング食パン市場が好調の理由
2021年05月03日
総務省の家計調査では、2019年の食パン年間支出金額は1世帯あたり26,304円で、2年間連続増加している。 少子高齢化が進み、生産人口の減少が予測される一方、食パンの世帯支出額が増加している。その理由は下記と考えられて…more
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ロボティクスRobot as a Service(RaaS)の発展
2021年04月26日
総合商社大手が物流ロボットのレンタル事業を拡大する。同社は2020年4月にサービスを開始、21年3月初には中国企業の自律走行型ロボットのレンタルサービスも開始。ユーザー企業は物量の波動に応じて物流ロボットのレンタルが可能…more
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マーケティング女性向けプロテイン飲料の成功要因
2021年04月19日
乳飲料メーカー大手がプロテイン飲料の市場拡大を受け、生産ラインを新設、4月に稼働した。投資金額は約13億円とのことだ。同社によると、プロテインの2020年の市場規模は約770億円で、過去10年で約6倍に拡大。健康志向の高…more
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SCM/ロジスティクスロジスティクスにおけるスマートグラスの発展
2021年04月12日
次世代情報端末として目の前に映像を表示するスマートグラスの技術が新たな段階に入ってきた。20年3月、米企業がコンタクトレンズ型のスマートグラスを開発、日系コンタクトレンズメーカー大手と提携し、実用化を目指す。当商品は網膜…more
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マーケティングメンズコスメはまだまだ成長
2021年04月08日
民間シンクタンク調査により、2019年のメンズフェイスケア市場は前年比5.3%増の257億円となった。効果的なスキンケアの方法が浸透することで、洗顔料に加え、化粧水や乳液など整肌料の使用率が上昇し、市場は拡大した。202…more
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SCM/ロジスティクスサプライチェーンの内製化 ~アメリカン・ライトハウス(米国の灯台)~
2021年04月05日
米ウォルマートは3月初、米国内で製造・組み立てされた商品の調達に今後10年間で3500億ドル(約37兆円)を投じると発表。米国内の調達増加で75万人以上の新規雇用が創出される見込み。調達先を海外から顧客に近い米国内に切り…more
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経営戦略化粧品、ECを活用した需要予測 ~売れ残りと廃棄リスク~
2021年03月28日
コスメ・トイレタリー大手がECで化粧品を先行販売し、店頭販売時の需要を予測する取り組みを始めた。 化粧品は生産量の1~2割程度が売れ残り、廃棄される。当社では新商品は点数を半減し、廃棄量を3分の1に抑える。ESG(環境、…more
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新規事業中古品マーケット(リコマース市場)の成長要因
2021年03月22日
米国中古品マーケット(リコマース市場)が成長している。米中古品のネット取引大手の発表によると、2019年に280億ドルだった中古品マーケットが、24年に640億ドルになるとのことだ。日本においても、複数のアプリを通じてP2P市場が成長しているのも潮流の一つである。…more
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SCM/ロジスティクスEC市場、ダークストア活用による成功要因
2021年03月15日
米国のEC市場の成長において、ダークストアの役割が拡大している。ダークストアとは街中のEC専用倉庫のことで、コロナ禍における商業施設、小売店舗の空き物件を物流倉庫に転用するもの。店舗でありながら、消費者が入店できないのでダークストアと呼称するとのことだ。…more
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SCM/ロジスティクスアマゾン、航空貨物事業のAWS化
2021年03月10日
米アマゾン・ドット・コムは3月初、航空機の中古11機を購入すると発表した。急成長する航空貨物事業向けに、初めて航空機をリースではなく購入。2022年末までに同社の運航機数は85機余りに達するとのことだ。 当社はここ数年、…more
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SCM/ロジスティクス酒販店ディスカウンターの戦略的提携
2021年03月07日
酒販店ディスカウンター大手が、昨年末、首都圏で乳製品宅配事業者と子会社化した。当宅配事業の配送能力を取り込み、自社の配送プラットフォームを強化する狙いだ。これまでカテゴリーキラーとして酒販をリードしてきた当社であるが、EC、ネットスーパー、出前サービス等の市場拡大により、新たな打ち手が必要と考える。…more
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組織/人事ダイナミック・ケイパビリティとオーディナリー・ケイパビリティ
2021年03月01日
コロナ禍における企業の活動能力において、「ダイナミック・ケイパビリティ」という米国大学教授が提唱している考え方を紹介する。ダイナミック・ケイパビリティとは、組織が変化する能力であり、「単なる変化ではない。正しく変化する」というのが提唱者の考えとのことだ。…more
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新規事業Clubhouse熱は冷めるのか
2021年02月25日
Clubhouse(クラブハウス)は会話をする部屋を誰でもモデレーターとして設けられ、参加者は部屋に入り、トークを聞くことを楽しめるアプリである。聞くだけでなく、議論に参加し、自分の主張を述べ、盛り上がることも可能となる…more
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経営戦略鉄道貨物会社の事業戦略
2021年02月21日
鉄道貨物が物流施設への投資を加速する。2022年に既存施設の3倍の床面積を持つ大型物流施設を東京貨物ターミナル駅に新設する。(240億円の工事規模、賃貸床面積は約14万m2)巣ごもり消費におけるEC需要を取り込む。鉄道貨物は輸送量当たりCO2排出量がトラックの11分の1とされる。脱炭素社会に対応した物流網を構築するとのことだ。…more
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マーケティングコロナ禍における靴下業界の打ち手
2021年02月15日
靴下メーカー大手の経営者の言葉より戦略の方向性を考える。 経営者の言葉として「靴下業界は生産工場や卸、小売りのいずれももうかっていない。消費者にとって靴下の価値が低いのが原因だ。このままでは靴下業界は消滅しかねない。コロナ禍において外出自粛が広がり、靴下の需要が落ち込んでいる。靴下の価値を高める必要がある、締め付け感が弱くてもずれにくい靴下など、機能性の高い商品の販売に注力する。」とのことだ。…more
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経営戦略コロナ禍における一致指数
2021年02月10日
コロナ禍において、2020年の中国産野菜の輸入量が過去10年間で最少となった。飲食店の閉店・倒産も多く、輸入商社や業務用卸など流通業者の経営を圧迫している。日本は野菜の国内流通量のうち約2割を輸入に頼る。輸入のおよそ半分が中国産で、ネギやニンジンのほか、調理の手間が省ける皮をむいたタマネギやニンニクが多い。飲食店や加工向けなど業務用で定着しているとのことだ…more
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経営戦略半導体業界、供給業者の交渉力とブルウィップ
2021年02月07日
世界的な半導体の不足を受け、台湾半導体ファウンドリ大手などが、車載用半導体を中心として最大で15%の値上げを要求している。昨秋から値上げを一部で実施してきたが、再度の値上げ要求に踏み切る。早ければ2月後半から3月にかけて段階的に実施する見込みとのことだ。…more
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AI中小企業におけるAIの有用性
2021年02月02日
経済産業省では中小企業のAI導入による生産性向上についてレポートがまとめられている。AI導入インパクトが大きい領域x業界は5つある。1.製造業における予知保全、2.製造業・卸小売業における需要予測、3.全業界における経理関連業務効率化、4.卸小売業におけるデータマーケティング、5.製造業における不良箇所自動検出である。…more
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AI自販機 3.0
2021年02月01日
小売店を無人化する動きが広がっている。携帯電話大手は無人店事業に参入し、食品を入れた自販機を展開する。CVS大手も現在約500カ所で展開している無人拠点を2025年度末までに学校など全国1000カ所に整備する計画。従前からの労働力不足と、コロナ禍において非対面サービスを加速させる模様だ。…more
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SCM/ロジスティクス自由貿易協定に伴う貿易業務の変化
2021年01月29日
2020年11月15日、東アジアにおける地域包括的経済連携(RCEP)協定が締結された。 今後、ASEAN 署名国のうち、少なくとも 6 ヵ国、ASEAN 以外の署名国(日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド)のうち、3 ヵ国以上による国内批准手続き完了後、60 日後に発効する予定となっている。…more