CONSULTANT COLUMN
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マーケティングオフプライス・ストアの成功要因(KFS)
2021年07月18日
オフプライス・ストア(Off-price store)は、余剰在庫品やプロパー(正価販売)期を逃した新品をメーカーから低価格で仕入れ、専門店よりも低価格で販売する小売業態である。 廃盤商品や日用品など雑多な商品を扱うディ…more
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SCM/ロジスティクス港湾機能 カーボンゼロへの対応
2021年07月11日
政府はカーボンゼロ実現に向けて、港湾施設の再整備を検討している。水素やアンモニアの輸入拡大を見据え、2020年代半ばにも大型専用船が接岸可能な港湾設備を整備するとのことだ。 水素やアンモニアはカーボンゼロを達成する有力な…more
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新規事業これからのオンライン服薬指導 ~調剤医薬品、CVSで受け取り~
2021年07月05日
6月末、調剤薬局大手はCVS大手と連携し、CVS店頭に置いたボックスで医薬品を患者に渡す実証実験を実施すると発表。患者は当薬局にオンラインか対面で服薬指導を受け、指定ボックスに届いた医薬品を予約番号を使って受け取る。対面…more
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SCM/ロジスティクスネットスーパーの今後
2021年06月27日
過日のコラムでGMS最大手がネットスーパーの次世代大型拠点を23年開業に向け準備していることに言及した。英国企業と提携し、AIとロボットを駆使した最先端の大型自動倉庫を稼働させる。24時間稼働のピッキングロボットにより、…more
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SCM/ロジスティクスSCMにおけるカーボンゼロ対策
2021年06月20日
各国、産業界が国際枠組みのパリ協定に沿ったカーボンゼロ対策に動いている。6月初、日系自動車メーカー大手が1次取引先の主要部品メーカー300社に、2021年のCO2排出量を前年比3%減らすよう求めた。サプライチェーン全体で…more
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マーケティングバーチャルツーリズム(仮想空間の旅行)
2021年06月14日
6/7付コラムにおいて「STPD」の思考法とSee(事実情報にもとづきWhat,Whyを大事にする)の重要性を紹介した。今回、次の事例をもとに、What,Whyを大事にする意味を考えたい。 航空会社大手は4月末、コロナ禍…more
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経営管理OODAループとSTPDサイクル
2021年06月07日
OODAループについては19年2月より複数回、コラムで紹介したが、今回、近しい思考法を紹介する。これは写真事業からメディカル事業等に構造改革を成し遂げたフィルムメーカー大手において定着している考え方「STPD」である。S…more
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SCM/ロジスティクス航空物流業界のペーパーレス化
2021年05月30日
テレワークを実施する課題の一つにペーパーレス化がある。航空物流業界も紙を非常に多く使う業界であり、Air Waybill(AWB)=航空運送状に年間7,800トンもの紙を使用している。 このAWBの電子化は10年以上前よ…more
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マーケティング顧客とのつながりと、顧客間のつながり
2021年05月23日
日雑・化粧品メーカー大手が中国でのチャネル政策を見直す。口コミを重視する中国では、SNSの普及で個人間取引が拡大。中国の化粧品EC市場は足元で約4兆8000億円。このうち3分の1は、影響力のあるインフルエンサーやバイヤー…more
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ITテクノロジー3Dデジタル地図プラットフォーム「プラトー」活用の成功要因
2021年05月17日
国交省が5月に全面公開する全国の3Dデジタル地図プラットフォーム「プラトー」から新ビジネスが生まれている。プラトーは実際の都市をデジタル空間でそのまま再現。オープンデータとして無料公開することで再開発や浸水想定図の作製な…more
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SCM/ロジスティクス中国ー米国間の荷動き活性化②
2021年05月10日
中国ー米国間の荷動き活性化が止まらない。12/28付コラム「中国ー米国間の荷動き活性化~海上コンテナ輸送、アジア→米23%増~」にて米国の貿易赤字の拡大に言及した。5/4、米商務省は3月の貿易統計を発表。モノの貿易赤字は906億400万ドル(約9兆9000億円)と前月に比べて4.1%増加、2月に続き、単月で過去最大を記録とのことだ。…more
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マーケティング食パン市場が好調の理由
2021年05月03日
総務省の家計調査では、2019年の食パン年間支出金額は1世帯あたり26,304円で、2年間連続増加している。 少子高齢化が進み、生産人口の減少が予測される一方、食パンの世帯支出額が増加している。その理由は下記と考えられて…more
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ロボティクスRobot as a Service(RaaS)の発展
2021年04月26日
総合商社大手が物流ロボットのレンタル事業を拡大する。同社は2020年4月にサービスを開始、21年3月初には中国企業の自律走行型ロボットのレンタルサービスも開始。ユーザー企業は物量の波動に応じて物流ロボットのレンタルが可能…more
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マーケティング女性向けプロテイン飲料の成功要因
2021年04月19日
乳飲料メーカー大手がプロテイン飲料の市場拡大を受け、生産ラインを新設、4月に稼働した。投資金額は約13億円とのことだ。同社によると、プロテインの2020年の市場規模は約770億円で、過去10年で約6倍に拡大。健康志向の高…more
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SCM/ロジスティクスロジスティクスにおけるスマートグラスの発展
2021年04月12日
次世代情報端末として目の前に映像を表示するスマートグラスの技術が新たな段階に入ってきた。20年3月、米企業がコンタクトレンズ型のスマートグラスを開発、日系コンタクトレンズメーカー大手と提携し、実用化を目指す。当商品は網膜…more
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マーケティングメンズコスメはまだまだ成長
2021年04月08日
民間シンクタンク調査により、2019年のメンズフェイスケア市場は前年比5.3%増の257億円となった。効果的なスキンケアの方法が浸透することで、洗顔料に加え、化粧水や乳液など整肌料の使用率が上昇し、市場は拡大した。202…more
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SCM/ロジスティクスサプライチェーンの内製化 ~アメリカン・ライトハウス(米国の灯台)~
2021年04月05日
米ウォルマートは3月初、米国内で製造・組み立てされた商品の調達に今後10年間で3500億ドル(約37兆円)を投じると発表。米国内の調達増加で75万人以上の新規雇用が創出される見込み。調達先を海外から顧客に近い米国内に切り…more
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経営戦略化粧品、ECを活用した需要予測 ~売れ残りと廃棄リスク~
2021年03月28日
コスメ・トイレタリー大手がECで化粧品を先行販売し、店頭販売時の需要を予測する取り組みを始めた。 化粧品は生産量の1~2割程度が売れ残り、廃棄される。当社では新商品は点数を半減し、廃棄量を3分の1に抑える。ESG(環境、…more
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新規事業中古品マーケット(リコマース市場)の成長要因
2021年03月22日
米国中古品マーケット(リコマース市場)が成長している。米中古品のネット取引大手の発表によると、2019年に280億ドルだった中古品マーケットが、24年に640億ドルになるとのことだ。日本においても、複数のアプリを通じてP2P市場が成長しているのも潮流の一つである。…more
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SCM/ロジスティクスEC市場、ダークストア活用による成功要因
2021年03月15日
米国のEC市場の成長において、ダークストアの役割が拡大している。ダークストアとは街中のEC専用倉庫のことで、コロナ禍における商業施設、小売店舗の空き物件を物流倉庫に転用するもの。店舗でありながら、消費者が入店できないのでダークストアと呼称するとのことだ。…more