百貨店大手はAIで生成したバーチャルモデルを使った画像を、アパレル企業向けに提供する。バーチャルモデルは肌の色や体形を調整できるほか、生身のモデルの撮影に比べて納期やコストを圧縮できる。顧客企業ごとにモデルを作るため、他社と同一になることがない。生身のモデルを撮影する場合は人気モデルに採用が集中することが多く、他社との差異化が難しかった。生身のモデル撮影と比べて最大約7割のコストを削減できるとのこと。
ここでアパレル企業のバーチャルモデルの有効活用を考える。アパレル企業のお客に身近なバーチャルモデルを提供するのである。客側が自身の身長、体形、輪郭、肌色に近いしバーチャルモデルを選択し、且つ自宅のクローゼットにある洋服、洋品を撮影、投稿する。アパレル企業はAIで推奨する商品とのコーディネートをバーチャルモデルに試着させる。個客アバター的なバーチャルモデルとして活用するのである。さらにアパレル企業のカリスマ店員のバーチャルモデルも活用して、サイト上の対話を通じてアップセルを狙うのである。