総務省の家計調査では、2019年の食パン年間支出金額は1世帯あたり26,304円で、2年間連続増加している。
少子高齢化が進み、生産人口の減少が予測される一方、食パンの世帯支出額が増加している。その理由は下記と考えられている。
まず、高品質で高単価なプレミアム商品や爆発的な大ヒット商品が支出額増加に寄与している。
さらに20年以降はコロナ禍の巣ごもり消費の中、普段よりやや高めの食材を購入する人が増加。高級食パンが消費者の「プチ贅沢志向」を満たし、ブームになっている。
また、海外からの労働者や移民による人口増加は、パン市場にプラスに寄与する。パンを主食とする欧米人以外に、朝ごはんを食パンにするアジア人も増えている。
コンビニでも安価からやや高めの食パンが並んでいる今、食パンの市場の動向に注目したい。
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食パン市場が好調の理由
マーケティング
2021年05月03日