新興家電メーカーの今期(12月期)の連結純利益が前期比99.8%減の200万円の着地見込みとのこと(前期:10億円)。円安の進行で売上高原価率が悪化するほか、掃除機の在庫評価損を計上する。当社見解として、為替変動や巣ごもり需要の終わり、物価高で高級家電にお金が回らなくなっている、とのこと。
巣ごもり需要は終焉することなく、生活スタイルの新種であり、今後も定着するものと考えるが、グローバル供給力不足等による物価上昇と賃金未上昇の不均衡より、高級家電の購買意欲上昇は困難との一面はある。
原価高を前提とした高級家電販売の場合、機能性UP x 顧客接点UP(活用シーンUP)を志向することが一策と考える。顧客接点UPとして、当商品は代理店企業がサブスク型レンタル等、家庭をターゲットにサービスを提供しているが、外出先をターゲットする案である。
オフィス、サロン(美容・美髪)、ホテル、行楽先でのイベント等をターゲットとし、コーヒーマシーンのアンバサダー式と同種で、顧客接点増加の施策を加速させる。外出先での体験から家庭利用に還流させることが肝要と考える。