TIC | 株式会社東京コンサルティング研究所

値上げ x 販売増、為替効果に頼らない両軸走行

空調機器メーカー大手の上期連結決算は純利益が前年同期比12%増の1563億円となり、過去最高を更新。省エネ性能の高い機種を中心に空調機販売を伸ばしつつ他社に先行して値上げを浸透。円安に頼らず増益(円安効果を除いても営業利益は前年同期比で6%増)とのこと。
KFSは迅速な機能性商品の上市(商品開発スピードの速さ)と、安定供給(半導体等、部品のグローバル管理・調達)と、それによる顧客とのリレーション深耕と考える。これはSCMの基本要素であるが、ニューノーマル下ではJust in TimeのSCMからJust in Case(コロナ禍、ウクライナ情勢等、不確実性高いサプライチェーンにおけるBCP観点の管理)のSCMを志向する必要があると考える。
竹本 佳弘