タイヤメーカー大手が定額でタイヤ等を点検する店舗を現在の約350店から数年内に1000店程度に拡大する。直営店以外にも導入店舗を広げ、点検や交換などを通じて顧客との接点を長く持ち、商品とサービスを組み合わせた販売に力を入れるとのことだ。
これは乗用車向けの定額サービスで、契約期間は2年間、所有する車種に合うタイヤと、2つの価格プランから1つを選択できる。月額4000円程度とのことだ。
1000店程度の規模でサービスを定着できるか、現状の都度のタイヤ購入費と比して割安なのか不明ではあるが、顧客の点検データを蓄積すれば、タイヤ交換等の計画保守となり、事故、高額修繕の予防となる。しかしその一方で、このデータの蓄積・活用のために当メーカーは自社のIT環境と組織体制を強化する必要がある。いわゆる企業のIT企業化が求められる。ITを活用した事業変革(DX)と成るか、新サービスの成長を期待したい。
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メーカーのIT企業化 ~タイヤのサブスクリプション~
新規事業
2021年08月23日