17年6月にウクライナを中心地として世界中に深刻な影響を与えたランサムウェア型サイバー攻撃は、政府、金融機関だけではなく、国際物流業界 にも影響を与えている。デンマークの海運・石油大手、モラー・マースク(MAERSKb.CO)は、ロサンゼルスのターミナルなど世界中のコンピューターシステムがストップしたと明らかにした(17年6月末)。港湾の海上コンテナ―を取扱うターミナルのシステムが1週間程度、停止した模様である。この期間、海上コンテナーの取扱いは滞り、物流はストップした。サプライチェーンにおいてIT(サイバーテロ)による事業停止のリスクを回避するために、ブロックチェーンの活用が検討されている。同社はIBM、マイクロソフト等と戦略的アライアンスを締結、ブロックチェーンの実証実験を実施している。
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ブロックチェーンの活用(リスクとパフォーマンス)
ブロックチェーン
2017年10月12日