米EV自動車メーカーが家庭用エアコン事業への参入の意向を示している。家庭用エアコンの製造において、EVや蓄電池と連携させるなど既存事業とシナジーを見込む。当社は2020年、新EV車にヒートポンプ式のエアコンを搭載。この方式を家庭用エアコン事業に横展開する目論見である。自動車業界の専門家は、当社はエネルギーマネジメントで生まれた余剰電力を消費者同士で売り買いする社会を見据えており、エアコンを単なるハードとしては見ていない、まずは提携を通じてスピードを重視する、と推察している。
自動車業界に続き、エアコン業界においても、ビジネスエコシステム変化の予兆である。EV自動車で大量生産することが可能なエアコン部品を横展開する。エアコンを販売、取り付けでビジネスは終了、という物売りではなく、エアコン販売を通じて顧客接点を開始、長期取引に移行するというビジネスモデル変化の予兆でもある。
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ビジネスエコシステムの変化②:自動車業界からエアコン業界への参入
新規事業
2020年12月04日