いま、企業がとりくむべき経営課題の一つにデジタルトランスフォーメーション(DX)がある。DXとは、AI等の先進テクノロジーを活用して事業を変革することである。コンサルティング業界でも、DX専門コンサルタントが活躍しているほど、DXは活況である。企業は、これまでも事業変革を実施してきた。では、DXは何が異なるのであろうか。それには2つの視点があると考える。企業の最終顧客である消費者との直接接点と、経営のさらなるスピード化である。
【消費者との直接接点】企業は消費者ニーズ、実需を把握して、ダイレクトにR&D、製造、販売といった企業活動に連動させる。そのためにはSNS等の消費者側のサイバーコミュニティと直に接することがアプローチの1つである。このアプローチの一助としてDXを活用する。
【経営のスピード化】さらに企業内組織が階層化且つ、いまだにサイロ型(部門最適の縦割り組織)から変革できない一方、市場環境変化のスピードに追従するため、市場の情報取得・伝達・判断を迅速化の一助としてDXを活用するのである。
- HOME
- コンサルタントコラム
- デジタルトランスフォーメーション(1)
デジタルトランスフォーメーション(1)
経営戦略
2019年05月13日