テレワークを契機とした業務の見直しについて紹介する。ここでの見直しは、改善という意味ではなく、テレワークを実施している業務を再点検するという意味である。テレワークの全社展開により、紙・エクセル等を中心とした業務プロセスが改善される契機となることは、コラムで紹介してきた。今回は業務の属人化の実態を再点検するということである。テレワークにより、業務が担当者しか対応できないのか、これまでは残業対応していたか、在宅勤務でも同様の状況なのか等の再点検である。また、担当者単位の業務マニュアルは既成であるのか、マニュアルを作成・保持している担当者は、その業務内容を理解し、これからの新常態の中、いつでも引継ぎができる証といえる。テレワークを契機として、業務の実態を再点検(そもそも、当業務は必要なのか、その時間で処理するのが適正なのか、その担当者しかできないのか等)の後、業務プロセスの改善につなげることが肝要である。また、この再点検の際に、担当者が人財か人材かを垣間見ることができると考える。
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テレワーク下のマネジメント(2)
組織/人事
2020年05月11日