コロナ禍において、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の興行収入が歴代最高を更新しつづける。東宝の11月の興行収入は前年同月比で「1063%」となった。漫画最終巻発売日の早朝には書店周辺の来訪者が通常の2倍となった他、カレーのコラボ商品が一時、同分野平均の57倍を売り上げた。また、コラボしている缶コーヒーは同分野売上の15倍、歯ブラシは30倍となり、経済効果は2,000億円を超えるとの試算がある。『鬼滅の刃』が正に“経済の柱”となっている。
作品だけではなく、コラボ商品が人気となった理由は次の3つと考える。
① 作品の時代背景としては安土桃山〜江戸時代、主人公は13歳の年齢設定となり、国籍問わず、幅広い年齢層に受け入れられやすい。
② 個性的なキャラクター作りが、どの商品にも馴染みやすく、コラボする違和感が少ない。
③ 強大な敵に立ち向かう主人公たちの奮闘ぶりはコロナ禍により心身が疲弊した人々に共鳴する。
今後も大きな経済効果をもたらす人気コンテンツが現れることを期待している。
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『鬼滅の刃』が“経済の柱“になっている
マーケティング
2021年01月15日