受注(モノの出荷・引取)の平準化として、課金する仕組みの成功事例を紹介する。シンガポール港及びシドニー港等では、海上コンテナ―(輸入品)をトラック(ドレージ)で引取る際に、引取時間を事前予約する。予定引取時間に遅れた場合は、ドレージ企業にペナルティ課金される。一方、ドレージにコンテナーを載せる側の作業が遅延する場合は、当作業会社側がドレージ企業にペナルティ料金を支払う。これにより、トラックの待機時間及び周辺の混雑は回避されているという。このように物流サービスの改善において、Congestion Chargeが導入されている。
出典:「世界CT見聞録」(国際港湾協会副会長 篠原正治氏)