日本の4月は新年度が始まる企業が多いことと同時に新入(社員)の迎え入れ時期でもある。昭和の大経営者はこの迎え入れに関しプラス・マイナス面を説いている。マイナス面は「先輩が新人に一から教えることで先輩の能率も落ち、一時的に会社全体の平均的な実力が低下する、そのことをしっかりと認識する必要がある」とのことだ。
一方、教える側の先輩にとっても利点があると考える。教える仕事を説明するために、事前に頭中を整理できることだ。その仕事の目的、全工程における位置づけ、前後工程の仕事内容・担当部門の整理である。この行動により先輩自身の端的な説明力が磨かれる。
さらに新人が仕事の必要性を理解することで、その仕事に誇りをもって家族、知人等に伝えることができる。今後の会社の成長の一端を担う新人の動機付けに資する行動につながるのである。
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4月 新入社員の迎え入れ
組織/人事
2025年04月14日