CVS大手は商品の宅配で食事宅配サービス大手と提携する。宅配員が対面で注文を受け宅配弁当に加えてCVSの商品を自宅に届ける。ECに不慣れな買い物難民にターゲティングしている。7〜8月に埼玉県越谷市で実証実験を実施。週に1回注文を受け付けて、1週間程度で商品が自宅に届く。重くて持ち運びが難しい飲料や日用品のほか、冷蔵の総菜など約50品が頼める。料金は配送料などを含めて店頭の商品代金より約2割高く設定する。当社の宅食利用者のうち8割が60代以上のシニア層。また農林水産政策研究所推計(2020年)では65歳以上の買い物難民の総数は904万人と同年代の総人口のうち25%を超えた。
シニア層にCVSの商品が馴染むのか懸念が残る。同社の他業態の健康食品CVSの方がターゲットのシニア層には親和性があると考える。高付加価値品を訴求することで客単価・粗利も向上する。胃袋は小さいが財布は大きいシニア層に対して健康食品を訴求、その他、簡易健診等の出張サービスのソフトサービスも展開してシニア層を囲い込むことが重要である。
- HOME
- コンサルタントコラム
- CVSと宅食サービスの戦略的提携のKFS
CVSと宅食サービスの戦略的提携のKFS
新規事業
2024年11月25日