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焼肉サブスクのKFSを考える

昨年8月、焼肉チェーン店大手がサブスク型の焼肉食べ放題を開始。2023年も対象店舗を拡充している。8月先行販売の恵比寿本店では100セットが5分で完売、当初価格は月額1万780円、平均月20日超の頻度だった。当初価格では赤字となるため、現在は3種類を自由に選べる月額1万4080円で提供しているとのこと。

サブスク型を提供するも、廃止している同業他社もある。サブスク型=固定客を囲い込むために食べ放題以外のプランを追加するのはどうだろうか。予約不要の入店ファスト・パス、月1回は肉種限定無しプラン、サイドメニューは割引等の個別施策、あるいは、当企業社長がツイートしたスポーツジムとの提携にてジム会員を対象とした焼肉食育によるボディービルディングプラン等の包括施策である。解約条件付き年間契約によりサブスクの売上高比率を上げていくのである。当社としてはサブスクで年間売上高・仕入高計画を策定することが可能となる。その上で通常サービスでの売上高予算を達成するための別施策を策定するのである。

竹本 佳弘