原価管理システムベンダーのスタートアップ企業が22年夏頃に、原価データの活用方法をアドバイスするサービスを始める。
DXの潮流のなかで、企業のデジタル化の需要は高まる一方、データの見える化・分析・活用・検証のプロセスが充分に機能していない。
同社は、これまで工場に設置したカメラやセンサーでタクトタイム、作業員の実働時間等を計測、原価計算するシステムを提供してきた。しかし、顧客から収集データの活用方法がわからないという声が多かったとのこと。
これまでも、データの見える化の課題として、まず見える化したデータの精度・信頼性及び適時性の低さで活用する以前にデータを生成する業務プロセスの見直しに迫られる企業が散見された。
さらに業務プロセス見直し後、見える化したデータを活用するも効果がでない企業も多い。見える化したデータを的確に関連部門に伝えることができず、関連部門を巻き込んだ全社改善につながらないためである。
このため、見える化の次のステップとしては伝える化が必要となる。伝える化のためには、現状の制約、悪さの発現場所(他部門で発現している場合が多い)、全社的な効果量を整理する必要がある。その上で伝える力(対話・資料等)を育成する必要がある。
見える化した上で伝える化の仕組みが肝要となる。
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データの見える化、伝える化
ITテクノロジー
2021年12月13日